1. 決マル婚
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  3. vol.20 ものさしがあってもなかなか結果が出ません

STEP4 相手を探す前に"探す"を理解する

Q. ものさしがあってもなかなか結果が出ません

A. ゴールや理想像が本心かを確認します

ものさしがあってもなかなか結果が出ません

第20話 本当に食べたいもの

2018.11.28

これまでのお話の中で私は、「婚活は自力で独自のものさしを作れるか、それを使って適時に決断できるかにかかっている。自分の決断力をどうやって高めるかの問題」と言いました。
決断力が高い人たちというのは、自分が欲しいゴールのイメージを描き出して、目標を設定するのが上手。ものさしが適切かどうかは、「これがないと完成しない」という、目標に対して必然といえる要素が入っているかで決まります。つまり、無事にゴールに到達できるかは、行動を起こす前のスタートラインの準備の出来でほぼ決まるのです。
これに対して、決断力が弱い人たちは、ゴールのイメージを描くことにも、目標を設定することにもそもそも慣れていない。このスタートラインでつまずくことが多いようです。

マリコさんには最初の相談の時に、「"社会性のあるオタク"の彼は自分にとってどんな存在か、その彼とどうなりたいか」という質問をしました。この理想像は本当にマリコさんの人生に必然性があるのか? 結局、ゴールのイメージなるものについての明確な回答がないまま進んできました。なので、今現在のレシピ、ものさしが本当に適切なのか、第三者の私にはイマイチ判別できない。
本人が自力でゴールを設定できない以上、傍らにいる私は、どうにかして本心を聞き出す役目。

ようやく現れた理想のパートナーのレシピどおりの彼。その彼は今まで付き合っていた男友達の中にいました。その後の進展を聞こうと、こうして八重洲のカフェに来てもらったわけですが。そもそもデート自体が実現せず、かなりのトーンダウン。マリコさんの反応から察するところ、会えたとしてももう、両想いは無さそう。

本来なら、その彼がダメでもものさしさえ出来上がってしまえば、それを軸に次の行動へ移ればいいだけ。と言いたいところなのですが、どうも問題はそれだけではなさそう。
口を開いたと思えば「オタク的アーティスト、目に見えるものを作る仕事をしている、人望がある」と作ったレシピは自信をなくし、「威圧感がない人、冷淡ではない人、嫉妬深くない人」と振り出しに戻ったり、ほかの言葉が出てきたり。
マリコさんの婚活相談は第4回目にして迷走。その様子から、最初のゴール設定を軽視したシワ寄せが来ていると感じたのでした。
こうなってしまうと、私がミスリードしている感がどうにも否めない。やっぱり、普段やり慣れてもいない人に、「自分でものさしを作れるように」なんて他人が言ってもムリがあるのか。

迷走

でも、あなた自身の中に答えがあることだけは、間違いないんだよね。その本心が何なのか、本人も気付いてないし、恐らく私もまだ聞けていないこと。
二人の間にはドンヨリした空気が流れ、しばし沈黙。少しの間を置いて、マリコさんは溜め息混じりにおもむろに話し出しました。
「結局あっちもこっちも、男友達だとか言って本当はズルズル中途半端な関係が続いていているだけ。今の自分が本当にイヤだ。できることなら、こういう過去の関係を全部断ち切って、変わりたい。でも過去の男性関係なんて誰にも相談できないし。今初めて人前で口に出したけど」
その言葉で私はピンと来たのです。
なるほど。ここに答えがあったか!!!

なんだかやたらと「男友達」の話が出て来るなあと思ってたけど、落ち込んでいる本当の原因はそっちだったということですね。
2回目の相談でマリコさんの理想のパートナーのレシピを図示しましたが(第9話)、そこでなんとなく保留にしていた最後のピース。マリコさんにとって最優先は、"(1)絶対に外せない魅力"を見失わないことでも、"(2)嫌いなこと"を徹底して排除することでもなかった。
私は顔を上げてくれたマリコさんをまっすぐ見て、最終回答を言い渡しました。

「今のでやっと分かりました。
①男関係だろうが何だろうが驚かずに聞いてくれる、何でも話せる大人の男性
②「そんな男とは別れろ、オレがいるじゃん!」と一掃してくれる包容力
これが本当に必要なものさしです

マリコさんが一番求めていたのは、"(3)自分の短所を補ってくれる魅力"を持っている人。言うなれば「社会性のあるオタク」改め、「包容力があって何でも話せる大人の男性」。

「他の魅力はもう十分に判別できる。それよりも、その悩みを本気で吹っ飛ばしてくれる彼にさえ出会えれば、心から幸せになれる。そうではありませんか?」 それを聞いたマリコさんは、進むべき道が開けたようにスッキリした顔に。
「確かに、そうかもしれません。そんな人と出会えるなら、最高に幸せです!
ようやく今までに見られなかった、目標がハッキリと定まった勇ましいお顔を見せてくれました。

ちなみにこれは、レシピを一から作り直すということではありません。抜けていた要素を補完して優先順位を再確認しただけ。

修正後のレシピがこちら。

社会性のあるオタク修正後2

ということで、今後の婚活は修正後のレシピをものさしとして突き進むことに。
「今、返事を保留にしているお見合い相手の人達も、これで改めて判断すれば、実はイイ人がいるかもしれないね。いずれにせよ、これでもう即答はできるよね」
「はい!」
それはそうと、早速、絶妙なタイミングで次の週末に新たなお見合いの予定が入っているらしい。ついさっきまで谷底にいたのに、いきなりヤマ場。今度こそ頑張って!

そして、問題の日曜日。デートが終わった直後と思われる時間、間髪入れずにLINEが立ち上がりました。
「多分この人で大丈夫! この人と付き合いたいです!」
アドバイスした直後にデートの予定が入るのはマリコさん自身の強運ですが、あまりのスピード感に、私が後ずさりしたい心境。
大丈夫か?? 私があおったのでは・・・。
さすがに少々不安を感じたのですが、そんな私を尻目に二人の交際は加速。
2ヶ月後も上り調子で、居酒屋で再開するなり、
「私の結婚相手はこの人に決めました!」

実際どんなかんじなのか詳しく聞いたところ、お相手は年上でバツイチのお医者様。ご本人の過去の苦い経験からどんな話も動じずに聞いてくれる、落ち着いた雰囲気の方。彼女の食へのこだわりや、か弱い性格にも高い好感を示してくれていて包容力も感じる。得意分野へのこだわりがオタク的で周囲からの人望も厚く、威圧感うんぬんのマイナス面も許容範囲内。ちなみに、身内に医療関係者がいるので、彼の職業にも特に抵抗はなさそう。
確かに、聞けば聞くほどその彼は、無いと困る魅力を持っていて、嫌いなものを持っていない彼。両想いも確信できているよう。
何をすべきかが分かれば、決めるのは早いのですね。

結婚相手

本当に食べたいものは、理屈抜きで体が勝手に反応する。本当に目指すべき目標が頭にセットされると、いても立ってもいられず飛び出し、目標へと一直線に向かっていく。私のように期限6ヶ月なんて流暢なことを言うまでもなく、あっという間に決定してしまいました。
ここまでで、最初の相談から会ったのは5回。期間にして4ヶ月。
マリコ、恐るべし!!

私のような第三者でも、先ほどの図を見ながら話を聞いたら「この彼ならこの彼女と相性がいいかも」と、ほぼほぼ安心できる。どういう人がイイかは本人の自由。でもものさしが決まったら、それに当てはまるかどうか、「だから私の相手はこの人がイイ」という説明は、第三者をも納得させられるものです。
ものさしとはこういうもの。人が決断する瞬間とはこういうことです。

というわけで、理想のパートナーと出会うという目標は達成してしまいました。オメデトウ!!
でも、婚活の本番、本当に知りたいのはここからなのでは?
ここから先は、彼と出会った後、実際に籍を入れるまでのお話です。

決マル婚とは?

<成功までの5ステップ>

成功までの5ステップ

決マル婚とは、
「"自分に最適な結婚相手はこの人!"と確信をもって相手を決められるようになる」
「"この人と一緒になれば自分は幸せ!"と納得して結婚を決断できるようになる」
という婚活に必要な決断力を身につけていただくことを目的としたメソッドです。 彼氏ナシから、5ステップで"幸せな結婚生活"へと導きます。

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